ソロモンの偽証 第一部


ソロモンの偽証 第I部 事件ソロモンの偽証 第I部 事件
(2012/08/23)
宮部 みゆき

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~あらすじ~
クリスマス未明、一人の中学生が転落死した。柏木卓也、14歳。彼はなぜ死んだのか。殺人か。自殺か。謎の死への疑念が広がる中、“同級生の犯行”を告発する手紙が関係者に届く。さらに、過剰報道によって学校、保護者の混乱は極まり、犯人捜しが公然と始まった――。拡大する事件を前に、為す術なく屈していく大人達に対し、捜査一課の刑事を父に持つ藤野涼子は、級友の死の真相を知るため、ある決断を下す。それは「学校内裁判」という伝説の始まりだった。


図書館で借りてきたのですが、第一部だけでもかなり読み応えがあります。
それゆえ、今回は一巻ごとの感想で書いていこうと思います。

三部構成で成り立っていて、第一部は「事件」の発端から、大人たちの対処に翻弄され、何が真実なのかわからなくなった主人公たち中学生が「学校内裁判をする」という形で真実を模索しようと決断するまでが丁寧に書かれています。
さすが、14歳の世界を書かせたら右に出るものはいない宮部みゆき。(と勝手に思っていますが)しかも、10年の構想を経たということで、かなり内容は複雑になってます。

この小説は一人の中学生・柏木卓也の死が、警察も「自殺」と断定した後で、学校内の不良であり、クラスメイトである大出俊次が柏木卓也を突き落としたという内容の「告発状」が、学校と主人公・藤野涼子、担任の森内先生に匿名&定規文字で送られてきたことで、学校内は混乱していきます。
そして、マスコミにより「クラスの担任であった森内先生が告発状を握りつぶした」「大出俊二の父の暴力」などをTVで写され、大出俊次が柏木卓也をいじめ、殺したという「噂」だけがどんどん大きくなっていきます。

ここでネタバレですが、先生の隣に住んでいる女性(彼女の境遇などもちゃんと丁寧に書かれている)が、森内先生を羨んで、ストーカーのような行為がエスカレートし、「告発状」を握りつぶし、それをマスコミに送りつけたので、森内先生は「何も知らない」「そんなものがあったら捨てないで校長に相談する」と弁解したにも関わらず、いたたまれなくなり、学校を去ることに。
刑事の娘である主人公・藤野涼子は、「告発状」が大出俊次にいじめられていた三宅樹里の復讐であることを薄々感じ、マスコミや学校への不信感から、自分たちで解決しようと生徒に呼びかけ、3年生の夏の課外活動として「学校内裁判」を開くことを決意します。
ここまでが1部の内容ですね。

↓こちらに人物相関図が載っています
「ソロモンの偽証」特設サイト 
http://www.shinchosha.co.jp/solomon/characters.html
とにかく登場人物が多いので、参考にしてみてください。

藤野涼子は、学校内裁判で検事役を務めます。
一部と二部においては彼女が主人公格で話が進んでいき、「模倣犯」における前畑滋子みたいな役どころといった感じでしょうか。しかし、前畑滋子と違うのは凉子は成績優秀で容姿端麗、学校の先生にも一目置かれていて、クラスのリーダー的存在です。完璧主義過ぎるのが玉にきずのようですが、仕事で忙しい母親のかわりに家事を担い、幼い妹たちの面倒も見るという絵に描いたような完璧超人です。出来すぎで、今ひとつ話がちょっと入っていけないところもありますww小説とはいえ、「これで中学生だぜ、しっかりしすぎだろ…」とwww
しかも判事役の井上君とか、弁護士助手役の野田君やら、そんなスーパー中学生が何人もいるんですよwwwwwそのあたりはかなり気になりましたねwww

で、タイトルの「ソロモンの偽証」という意味ですが、宮部さんがインタビューでも語ってましたが、ソロモン王のような、人を裁く立場の人、ここでは学校組織、社会、マスコミなどの権力が正しいことをしてるという大義名分のもと嘘をついているという意味なんだそうです。

2015年には映画もやるそうで、涼子役の子はオーディションで選ばれたど新人ちゃんみたいですね。結構可愛い子だった
私の好きな佐々木蔵之介さんも涼子の父役で出るので楽しみです。

映画の公式サイト
http://www.solomon-movie.jp/

ではまた続きは二部でwwww

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