処刑御使


処刑御使処刑御使
(2006/07)
荒山 徹

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~あらすじ~
黒船来航を機に三浦半島に創られた長州藩相模警備隊。貧しい下士に生まれた少年、伊藤俊輔にとって、その応召は立身の希望の光であった。だが、彼は着任早々「処刑御使」と名乗る謎の刺客に次々と襲われる。なぜ自分が?彼らの正体とは?俊輔が一切を解した時、国家の命運を賭けた壮絶な闘いが始まった。伝奇小説の鬼才が放つ白熱の幕末異聞。
(amazonより抜粋)


図書館でなにげに見つけてパラ見してみたら「吉田松陰」や「桂小五郎」の名前が出てきてたので、幕末ファンとしては読んでおくべきか…と思い借りてきました。
まあ幕末ファンといっても私どっちかゆーたら新選組ファンなんですけどもwww

で、読んでみましたが、なんつーか…すごい話…
一言で言うなら「ヤング伊藤博文が未来の殺し屋に襲われる」という…

黒船来航より三年後の話で、若き長州藩士・伊藤俊輔(のちの伊藤博文)は、海上にふってわいたまっ裸女に命を狙われ返り討ち。
この一件を皮切りに、次々と身におぼえなき凶刃がヤング博文を襲う。しかも謎の刺客たちは絶命すると一瞬にして跡形もなく屍体が消えてしまう。
ヤング博文を狙うその理由とは、驚くべし、後の世において大韓帝国に災いなす怨敵・伊藤博文を、子供のうちに暗殺するためであったわけですよ。
次々と朝鮮暗殺者がヤング博文を妖術で襲う中丸腰の博文はどうする!?というようなぶっとんだ話。

山田風太郎とよく比べられる荒山氏ですが、これはちょっと…
確かに山風テイストだけど、荒唐無稽具合パネエwwwww
途中、全長10mの巨大ムカデや仏像ロボが襲って来るとか、なんやねんwwwww
しかも南條範夫とか桂小五郎とか、小説家やら歴史の偉人が雑魚扱いで死んでいくYO!

が、そんなギャグな話の中に織り交ぜられた、朝鮮と日本の歴史。大韓帝国の排日派が伊藤博文を暗殺するほど憎んだわけを、単に国家の主権をうばわれたからという利害の問題だけに帰するのではなく、千年におよぶ歴史をひもといて理にかなった理由を再構築してみせる手際のあざやかなこと。
仏像ロボットインパクツ強すぎて見落としそうだけども、二国間にわだかまる怨恨をどうにかしたいという感情の表れなのか?とも考えられると思うんですがどうでしょう?

まあ、でもここまで読んどいてなんですが私伊藤博文好きじゃないのよねwwwwww
どうも「漁夫の利の権化」みたいなイメージしかないんですが、伊藤ちゃん好きって人いたらすいませんwww

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