「A message to the government of Japan 」について考える事

とうとうというか、本日朝5時半ごろの動画で、ジャーナリストの後藤健二さんがナイフで殺されてしまったようですね…。

すぐに削除されてしまい、もうこちらは観れなくなってしまったようですが、100%ではないにしろ後藤さんである可能性は高いようです。
ただ、一つ思うのは日本人て勝手だな…と。まあ人の事は言えませんけど、ここだけの話。
身代金払わなかったら殺されるに決まってるし、LINE上でも「危険だと分かってて行ったんだから自己責任だ」と、身代金を払う必要はないという人が圧倒的だったようです。で、いざ殺されると野蛮人だと揶揄する。実際、ISISの、動画を晒す行為には私も「種別が違う生き物」だと感じましたがね。

この事件で初めて「ISIS」の存在を知った方も多いのではないでしょうか?
私も恥ずかしながらその一人です。
湯川さんはすでにその存在は分かっており、どういう組織かも分かってはいたが、行ってしまった。そして後藤さんも彼を助けに行き、こんなことになってしまった。
今更言うのも栓無いことですが、「自分に何が起こっても自分の責任だ」と言う後藤さん自身、殺されるかもしれないと薄々分かっていて、なぜ一人で行ったのか?
故人(100%ではないのでこう言い切ってしまうのもアレですが、私もN○Kでは無いのであえてこう言わせていただきます)に鞭打つようで申し訳ないのですが、湯川さんはともかく、後藤さんは助けに行く時点でなんらかの機関を頼っていればこんなことにはならなかったのではないでしょうか?
日本人特有の、思い立ったら吉日状態で性善説を唱えてみたら同じ人間なのだから分かってくれるはずだとでも思ったのでしょうか?狡猾な「イスラム国」には全く届かないのは自明の理だったと今更ながら思います。

とはいえ、日本側がもし、法外な金額ではありますが、身代金を払っていたら、二人は助かった可能性も否定できません。が、払ってしまったら、第二の後藤さん、湯川さんがもっと法外な値段で「取引」されてしまうんでしょうが。
現にフランス、イタリア、スペイン、ドイツはこっそりテロ組織に金を流す経路を見つけて身代金を払っており、人質も助かったケースもあります。
そんな中、英国は頑なに身代金を払いません。
人権を重んずる欧州国としては珍しいといえますが、この国は「自己責任論」で身代金を払わないのではなく、テロ組織は身代金を資本として軍備を拡大し、新たなテロリストたちをリクルートして強大になって行くため払うわけにはいかないのです。
例えばアルカイダ・イン・ザ・イスラミック・マグレブ(AQUIM)が身代金で得た収入は5500万ポンド(約100億円)だそうで、ISISはさらに相当な額を稼いでいると言われています。身代金はテロ組織を支えている主な「財源」なのです。
専門家によれば、政府が身代金を払うことは、さらなる誘拐を招く原因になっており、しかも、複数の国が巨額の身代金を払うとわかれば、テロ組織が要求する金額も上がって行く。
英国人の人質で生還しているのは、おもに家族や雇用主が身代金を払った人々であり、英国政府は今のところ個人や企業が身代金を払うことには目を瞑っています。払う能力があるのなら払うなとは家族に言えないということでしょうし、UKで議論されていることは、今のところ目を瞑っている「民間が身代金を払うこと」を有罪にしてでも、テロ組織の資金源を断ち、多数の他者を守るべきではないかという、「個人」か、「共同体」か。のディベートなのであり、「自ら危険地域に行った人の家族が責任を取って身代金を払ったのなら別に問題ないじゃん」というタイプの自己責任論ではありません。
そのあたりが、やはり日本の、身代金に対する考え方が甘いというのか、「標的」となってしまった今だからこそ徹底的に考えるべきなのではないでしょうかね?
現状「交渉」といってやったことは、人質がいながらテロリストと呼ばれたくないイスラム国を「テロリスト」呼ばわりで煽り、交渉はほぼヨルダンにお任せじゃあ…批判されてもどうしようもない。
安倍ちゃんが直接行けとまでは言いませんが、強い姿勢ってそう意味合いじゃないんだよなと平和な日本の一室で言うのも何なんですが、そう思うわけです。


しかし、一連の全容を見てみると、イスラム国、日本へのあーだこーだ言ってますが、多分日本は今のところ「ついで」に近いのではないのかなとも思うのです。
身代金を取れれば取れたでよしとし、それに便乗する形で死刑囚のリシャウィを釈放させることが第一目的。
日本にゆさぶりをかけてる上でその後ろにいるヨルダン政府、アメリカへも脅威を示す。憎しみで混乱させて、すべてを混沌にしてその隙に…というのを狙っている感じも受けますね。
彼らはこの「取引」でどう転んでも得する形に持っていこうとしているわけです。
こんな狡猾な「国家」と話し合いして交渉できるわけがないんですよ、日本は…
これでなんの変化もなければまたごまんと人間はいるわけですから、またさらってくればいいわけですしね。
彼らにとってイスラム国以外の「人間」は「取引の道具」であり「人間」ではありません。グローバル版オウム真理教とはよく言ったもんですね…
とはいえ、恐ろしいのはあくまで「テロリスト」呼ばわりしている「イスラム国」は、「国家」として認められてはいないものの、財政面や経済で影響力があるのも現実です。実際5年以内にヨーロッパ全土、アジアを征服、いずれは世界をイスラムとして統一したいらしいので、これが終わりではなく始まりだというのはあながち脅しで終わりにはできないと思います。

この事件で私自身、人権や国のあり方などについて考えさせられました。まあ、私一人考えたとしてもどうにもならないとは思いますが。
これからは日本も「人質」の「取引」リストに正式に入ってしまったようですし、政府にも真剣に取り組んでほしいとも思ってます。
強い憤りとかの感情論ではなく、自己責任を問うてる場合でも無く、国家としてどうあるべきかを。
まあどこまで真剣に取り組んでくれるか怪しいもんですがね…

話ちょっとそれますが、クルドの女性は、自分ら民族にために死を覚悟で戦ってる。
日本の左翼ババアは、平和な日本で何の危険もない首相を抗議して、帰りに左翼友達とスイーツを食べて帰る…
日本のネトゲ廃人どももクソコラ作って喜んでる場合じゃないんですよ!ホントに!

私だって毎日ただ自分と犬のために仕事しているだけですが、安倍ちゃんに見当違いの抗議して自己満足している日本人一人一人にもこの際ちょっと「見直し」してほしいなとも思ってます。ちょっと上からで申し訳ないですがね。


とはいえ、国家の犠牲となってしまった形の二人に、この場を借りまして

後藤さん、ならびに湯川さんのご冥福をお祈り申し上げます。





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